今日ここで、

生活を整えるための記録。

毎年、味噌を仕込んでいる。 仕込み女子が増えている昨今、さほど珍しい

ことでもないのだが、仕込んだ味噌はとてもおいしい。 

麹の割合を大豆と比較して12割に設定して、塩分控えめ甘めの味噌だ。

 

今の時期だとアサリのみそ汁なんかで頂くと、麹の香りが鼻からフワッとして

たまに潰しきれてない大豆の丸の固まりが入ってたりして、それはそれで箸で

つまんで、当たりだ!と家族の中で小さな歓声があがる。 

大げさだが、出したての味噌は生きていてパワーがあるなと感じる。

体中でブワッとみそ汁を感じて菌さん今年もありがとう!なんてお礼をいいたくなる。

 

親戚のおばちゃんから、今度いつ味噌仕込むの?と連絡があった。

去年はじめて一緒に仕込んで、その美味しさにノックアウトされてしまったようだ。

来週の火曜日にそれぞれ大豆を水煮してもちよることにした。 今年はいつもの麹で

ではなくを別の麹屋さんのものを使う予定だ。 わたしと同年代の方が店主で、麹屋

さんを家族から引き継ぎ頑張ってる、と家族から聞き応援したくなったのだ。

 

近所にも土地柄あちこちに麹屋さんがあるが、若い人が継いで頑張っている、なんて

ところは稀であちこちで経営難や、後継者がおらず店を閉めているのが現状だ。

 

そりゃそうだ、みんな、ってひとくくりにするのも私の主観的な言い方で良くないが

みんな忙しい、高齢のおばあちゃんだって昔はみんなで味噌を作ったもんだ、なん

てゆっても今は一人暮らし足も痛ければ、腰も痛い。家庭の労働力というものが、

社会全体で失われているのを感じる。

 

だからこそ、食品メーカーはそこをついて、混ぜて焼くだけ!とか、卵一個で簡単

とか、この間みかけたのは、容器に調味料が入っていて、野菜を入れてレンジで

チンするだけ!とか次々に発売するんだろうな。

料理したいけどする時間のない家庭の労働資源を補っているんだろう。

 

でもそんなに毎日ごちそうが必要なのか?とも思うけどね。

それらをみてれば、和食に中華、イタリア料理にスペイン料理ー。

 

これじゃあ余のママたちは、いざ料理をしようと思えばごちそうばかり

を作らないといけないんじゃないか、と勘違いして荷が重くはならないだろうか。

 

そうゆう我が家の昨日の夕飯は

 

里フキと油揚げの煮物

残り物の高野豆腐と椎茸の煮物

トマト

味噌汁

 

こんなところだ。いかにもインスタグラム映えしないメニュー。

わたしはやっていないが。